歯科助手って?
歯科助手とは、歯科医院での受付、レセプトの作成、歯科医師の補助(診療行為は行わない)などをする人の事です。歯科助手(歯科事務管理士)には、技能認定試験があるものの、実際には資格を取得しなくても、それらの業務を行うことが出来ます。
実際の現場では、歯科助手と歯科衛生士との区別が付き難く、無免許の歯科助手に治療行為をさせるなどの問題も起こっているようです。歯科助手である自分がしっかりと業務を理解し判断すればこういったことは起こらないのではないかと思います。
歯科助手のお仕事は、時間なども自由で、アルバイトやパートとして働く人が多いようです。そのため、収入は少なめでしょうが、子育て中の人や一度、仕事から離れてしまった人には良いお仕事になるのではないでしょうか。
歯科助手のお仕事って?
歯科助手の業務は主に歯科医院の受付、レセプト作成、カルテ管理などです。レセプト作成などは、医療事務や介護事務などの業務に近いものがあります。- 歯科助手の業務
-
- ■業務内容
- ○レセプトの作成(診療報酬請求業務)
- ○歯科医院の受付、会計業務
- ○診療情報の管理
- ○カルテの保管・管理
- ○歯科医師のアシスタント(治療行為は行わない)
- ○器具の準備・片付け
- ○その他
- レセプト(診療報酬請求業務)とは
- 患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求する医療費の明細書のこと。医療機関では単にレセということが多い。
資格GETのメリットは?
歯科助手は女性にとってメリットがたくさんあります。その一つに、勤務体系がアルバイトやパートといった時間に縛られにくいものが選べるからです。女性にとって、結婚、出産といったことでいったんお仕事から離れる場合があります。そんな場合でも、パートタイムでの勤務は非常に助かります。
また、歯科医院は地域に密着しており、勤務地に関係なく求人が多く、近場での就職が見つけやすいことが上げられます。
業務の内容も重労働ではないので、女性には助かります。しかし、その分給料はそんなに高い方ではないようです。
歯科医院での業務といえば歯科衛生士です。もし、ダブルライセンスGETを考えるのであれば、歯科衛生士が良いのではないでしょうか。また、事務系の業務であれば、医療事務や介護事務といった業務内容も共通点が多いお仕事を選ぶことも出来ます。

歯科助手になるためには?
歯科助手になるには、特別な資格を取得しなくても可能です。しかし、認定試験を受けることで、歯科医療の知識が身に付く事で自分のスキルUPにもなるでしょうし、就職転職の際にも有利になると思います。認定試験を受けるために受験資格はなく、試験日も年間6回あるので挑戦しやすい認定試験だと思います。
勉強方法も、独学でも専門学校や通信教育などが選べます。
試験ガイド
受験資格 | 試験分類 | 試験日 | 試験の方法 | 受験手数料 | 合格率 |
---|---|---|---|---|---|
制限なし | 医科・歯科 | 奇数月の第4土曜日 (年6回実施) |
実技・学科 | 医科:6,000円 歯科:6,000円 |
70% |
試験科目 | 内容等 |
---|---|
実技試験 | 診療報酬明細書を作成するために必要な知識 診療報酬明細書の作成 |
学科試験 | 法規 (医療保険制度・老人保健制度・公費負担医療制度等についての知識) 医学一般 (各臓器の組織・構造・生理機能 ・傷病の種類等についての知識) 保険請求事務 (診療報酬点数の算定方法・診療報酬明細書の作成・医療用語等についての知識) |
歯科助手お役立ちリンク集
技能認定振興協会 技能認定振興協会のホームページです。歯科・医療事務管理士の資格試験の詳細はこちらをご覧ください。 |
Sponsored Link
|