医療事務って?
医療事務とは、医療機関での経理や事務作業を業務とするものです。医師や看護士と同じ医療の現場で事務としてのスペシャリストが医療事務管理士のお仕事になります。
「医療事務管理士」の称号は、平成17年10月に特許庁より商標登録が認められました。それにより、今では年間4万人近くも受験者数がある非常に人気のある資格です。
現在14万人を超える有資格者が全国の医療機関で活躍しています。
医療事務のお仕事って?
医療機関の受付業務が主なお仕事です。医療事務管理士のお仕事は、医療機関の事務、経営面を担うお仕事です。また、受付業務では、直接患者と接する機会も多く、その医療機関の顔とも言える職業です。
業務内容は非常に幅広いといえるでしょう。レセプトの作成やカルテ管理のような個人情報とも言えるものまで扱う仕事です。責任も大きい仕事といえるでしょう。
だからこそ、やりがいのお仕事といえるのかもしれません。
- 医療事務管理士の業務
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- ■業務内容
- ○レセプトの作成(診療報酬請求業務)
- ○保険点数の計算を含めた会計業務
- ○医療機関での事務作業
- ○診療情報の管理
- ○カルテの保管・管理
- ○その他
- レセプト(診療報酬請求業務)とは
- 患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求する医療費の明細書のこと。医療機関では単にレセということが多い。
資格GETのメリットは?
医療事務は女性にとっても人気の職業です。その理由の一つに、勤務形態が選べることがあげられます。女性には結婚や出産のようないったん仕事から遠ざかることがあります。そういったときでも、勤務形態が正職員や、パート、契約社員と多様にある医療事務管理士であれば、時間のコントロールが出来るので安心です。

収入面で見ても、一般事務よりは収入は多いようです。しかし、病院経営は厳しくなっているところも多いようなので、給与が上がらない病院などもあるということです。

業務内容に共通点が多い介護事務や歯科助手、ケアマネージャーなど、ダブルライセンスGETのを考えても良いのではないでしょうか。(※ケアマネージャーは受験資格に5年又は10年の実務経験が必要です。)

医療事務管理士になるためには?
医療事務管理士になるためには技能認定振興協会が行う医療事務管理士試験に合格することです。試験形態には会場試験と在宅試験があります。認定通信講座などは、認定試験を在宅で受けれるようです。修了認定試験に合格すれば資格が与えられるようです。
技能認定振興協会が行う試験では、実技、学科試験で70%以上で合格基準に達し合格と判定するようです。
試験ガイド
受験資格 | 試験分類 | 試験日 | 試験の方法 | 受験手数料 | 合格率 |
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制限なし | 医科・歯科 | 奇数月の第4土曜日 (年6回実施) |
実技・学科 | 医科:6,000円 歯科:6,000円 |
55% |
試験科目 | 内容等 |
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実技試験 | 診療報酬明細書を作成するために必要な知識 診療報酬明細書の作成 |
学科試験 | 法規 (医療保険制度・老人保健制度・公費負担医療制度等についての知識) 医学一般 (各臓器の組織・構造・生理機能 ・傷病の種類等についての知識) 保険請求事務 (診療報酬点数の算定方法・診療報酬明細書の作成・医療用語等についての知識) |
医療事務お役立ちリンク集
技能認定振興協会 技能認定振興協会のホームページです。医療事務管理士の資格試験の詳細はこちらをご覧ください。 |
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